モデルとは

モデルとは、企業の商品を中心に広告等として活躍している業種の1つです。

モデルはファッション業界を中心に活躍されているイメージがありますが、メディア業界でもCM出演や商品紹介といった多様なお仕事があります。

モデルにも多くの種類があり、有名ブランドのファッションショーに出演されるようなプロのモデルもいらっしゃいますが、近年では学生や会社員として働きながらファッション雑誌などの撮影をされる読者モデルも増えています。

モデルになる方法は？

モデルになるための方法は複数あります。今回は、モデルになるためのルートを3つ紹介します。自分に適した方法はどれになるか考えてみましょう。

モデル事務所に所属する

モデルになるための1つ目の方法は、「モデル事務所に所属する」ことです。

この方法は、プロのモデルを目指している方やモデルを本業にして活躍したい方におすすめになります。

モデル事務所に所属することのメリットとしては、依頼される仕事量や種類が多く、自分に合ったモデルのお仕事を選べる点にあります。また、仕事への移動費や飲食代、衣装代などの費用を事務所が負担してもらえる可能性があり、金銭的なサポートを受けたい方にもモデル事務所に所属することがおすすめです。

一方で、デメリットとしてはモデル事務所のオーディションを受けて、合格する必要があることです。最近では、多くのモデル事務所が存在しており、その中から自分に合った事務所を見つけることから始めてみましょう。オーディションがWEB応募で簡単にできる事務所も増えていることから、モデル募集があるかどうか確認してみましょう。

オーディションを受ける

モデルになるための2つ目の方法は、「オーディションを受ける」ことです。

前述した通り、モデルには多くの種類があり、ファッション雑誌などで活躍されるモデルの方も多くいらっしゃいます。そのため、モデル事務所へのオーディション応募に抵抗がある方は、ファッション雑誌が募集するオーディションに参加してみましょう。

ファッション雑誌のオーディションを受けることのメリットとしては、オーディションの中には専属モデルになれるオーディションもあり、合格すれば継続的に雑誌撮影などの仕事が期待できるところです。

しかし、専属モデルのオーディションは少なく、ほとんどが期間限定のモデル募集になります。加えて、ファッション雑誌ごとに特徴が異なるため、募集されるモデル要件も多岐に渡ります。そのため、様々なファッション雑誌を読み、自分に合ったモデルの募集情報を確認する必要があります。ファッション雑誌のオーディションは、モデル事務所のオーディションとは異なり、不定期に行われることが多いので、雑誌だけでなく公式WEBサイトでもオーディション情報を探すようにしましょう。

スカウトを受ける

モデルになるための3つ目の方法は、「スカウトを受ける」ことです。

スカウトを受けてモデルデビューできれば、モデル事務所へのオーディションを受けずに所属することができます。有名モデルの方や芸能人の方でも、道端でスカウトされてプロとして活躍されている方も多いです。

スカウトを受けることのメリットは、最も苦労なくモデルになれることです。オーディション情報の収集やオーディションに向けての準備などといったことが不要で、モデル事務所に所属できる可能性があります。

その一方で、スカウトといっても必ずモデル事務所に所属できる訳ではなく、モデル事務所に所属するためのオーディションへのスカウトの場合もあります。また、スカウトしてきた人が本当にモデル事務所やファッション雑誌の関係者かどうか一目で判断できず、自ら誘いを断ってしまうこともあります。

スカウトは東京都内の渋谷などの若者が多い街で行われることが多く、都会の人通りが多い街を散策してみましょう。スカウトの方から目を向けられるためには、身だしなみを整えておくことや声をかけられやすいように1人で出かけるようにしましょう。

モデルの仕事内容は？

モデルの代表的な仕事内容としては、ファッション雑誌やCMなどの撮影とファッションショーへの出演があります。本記事では、それぞれのお仕事内容についてまとめていきます。

撮影

モデルのお仕事の中で、ファッション雑誌やメディアなどへ発信する写真や動画を撮影することは最も基本的な仕事になります。撮影における一般的な流れは下記の通りになります。

１．現場入り
撮影スタジオに到着して、撮影スタッフと撮影内容の打合せを行います。
撮影時には多くの衣装を着るため、カメラマンやスタイリストなどの関係スタッフとも打合せを行います。

２．撮影開始
打ち合わせ後に、撮影用の衣装に着替え、ヘアメイクをしてもらいます。
撮影場所に移動して、カメラマンの方からの要望に応えながらポージングや表情を作っていきます。
撮影は1つのシチュエーションで終わることは少なく、衣装や撮影場所を変えて撮影してことが多いです。

３．撮影終了
撮影が終了したら、撮影した写真をチェックして問題なければスタジオから帰ります。
ここで撮影したデータが、ファッション雑誌やメディアに掲載されます。

撮影の仕事では、撮影時のポージングや表情作りがモデルにとって重要な要素になります。撮影に向けてファッション雑誌やテレビ、WEBサイトなどでトレンド情報をチェックしたり、表情作りの練習を日々行うことが必要でしょう。

ファッションショーへの出演

ファッションショーに出演するモデルとして活躍したい場合には、自身が担当するブランドの商品を見つけてショーに参加し紹介することが仕事になります。最新商品の魅力や特徴をアピールすることが必要になります。ショーへの出演に向けた流れは下記の通りになります。

１．スタジオ入り
スタッフと当日の衣装やコンセプトを打ち合わせして、確認していきます。その後、ショーに合ったヘアメイクをしてもらいます。ブランドの最新アイテムがどういった魅力や特徴があるか理解して、ファッションショーでのアイテムの見せ方も考える必要があります。

２．ファッションショー開始
担当ブランドのアイテムを身に着けた状態でランウェイを歩いて、商品をアピールします。そのため、ウォーキングや姿勢、写真の撮られ方など商品を魅力的に見せるためのスタイルや体型のバランスが重要になります。また、衣装やアイテムを変えて再度ランウェイを歩くこともあるため、身に着ける衣装によってアピールポイントを事前にチェックするなどの準備が必要です。

３．ファッションショー終了
ファッションショーが終了したら、担当ブランドの方に挨拶をして自宅に帰ります。場合によっては打ち上げや食事会があり、他ブランドの方や業界関係者の方々と交流を図る機会があります。

モデルなるための素質

モデルとしてメディアやファッションショーで活躍するためには、いくつかの条件が求められます。実際に求められる条件は案件によって様々ですが、ここまでは良く条件に設定されるものをまとめています。

モデルになるための体型

女性モデルの場合には、下記のような体型がモデルに適していると考えられます。

• 身長：170cm以上
• 体型：細身
• ルックス：普通

女性モデルとしては、170cm以上の身長があると有利になるでしょう。ブランドモデルとしては175cm以上を求められるケースもあります。日本人女性で170cmは高身長となるため、海外ブランドのファッションショーでは海外の方が多いです。一方で、ファッション雑誌やメディアのモデル募集では、身長制限が無い場合も多いので応募条件を確認しておきましょう。

体型としては細身で健康的な体型がモデルとして好まれる傾向にあります。担当ブランドの商品を身に着ける被写体としては、瘦せすぎているモデルやぽっちゃり体型のモデルは適していないと思われます。体型を作る場合には、ダイエットして痩せることだけでなく、健康的な瘦せ型になるように維持することが大切です。

モデルはルックスが重視されることはありません。一方で、商品の魅力をアピールするために一般的なルックスは必要になります。

男性モデルの場合には、下記のような体型がモデルとして有利になります。

• 身長：175cm以上
• 体型：細身 or 筋肉質
• ルックス：好意的

男性モデルでもスタイルが重要視されます。身長は最低でも175cmは必要な場合が多く、ブランドモデルによっては185cm以上を求められることもあります。体型に関しては、ブランドやメディアによって求められる条件が様々なので、募集条件を確認して自身のスタイルに合っているモデルに応募しましょう。

ルックスは女性だけでなく、男性からも好まれることが重要です。そのため、清潔感や柔らかい雰囲気がある方もモデルとして活躍されています。

モデル向きのキャラクター

モデルとしては、下記のような性格やキャラクターが適しています。

・人から注目されることが好き
・自分に自信がある

モデルの仕事としては、ファッションショーで大勢の人に見られたり、自身が映った写真が雑誌やメディアに掲載されたりするなど、多くの場面で人から注目されることになります。加えて、モデルは憧れの的として見られることが多く、どんな場面で合っても自信を持って行動することが必要になります。また、モデルとしての仕事の幅を広げるためにキャラクターを作ることを求められることもあり、自身のモデルキャリアに適したモデル事務所や養成所に所属することが大切です。

モデルに必要なスキル

前述した通り、モデルは商品をアピールすることが仕事になります。そのため、下記のようなスキルが必要になります。

・商品をアピールするスキル
・商品のコンセプトや魅力を理解するスキル

モデルとして求められることは、「商品」の魅力をアピールするスキルです。ここで、アピールする対象が「自分」ではないことに注意しましょう。アピール商品のコンセプトや魅力を事前に調べて自分なりに理解しておくことが重要です。そして、撮影やメディア出演時に、その商品イメージにあった方法で魅力をアピールすることが最も重要になります。

モデルになると

モデルになると、体型キープのためにジムに通ったり、エステやヨガで自分磨きに努める必要があります。加えて、誰もが知るようなトップモデルは一握りであり、モデルになってもすぐに活躍できるケースは稀です。一方で、モデルになることで魅力もあるのでまとめていきます。

モデルの年収

モデルの年収は、案件によって金額が大きく異なり、本人の実力により差が出やすいです。ファッション雑誌などの専属モデルは年収が低い傾向があり、300万～400万になります。一方で、担当ブランドのモデルになるとメディア出演やファッションショーへの参加が多くなり、1000万以上の方もいます。CM出演するようなトップモデルになると、数億円に達することもあり、人気や知名度によって年収に違いがあります。

モデルのやりがい

モデルの仕事は、担当ブランドの新商品を身に着けて宣伝したり、ブランドのイメージを作り上げていくことができます。また、大勢の方から注目されるファッションリーダーとして、自らが流行を作っていくことができます。人気と知名度が出てくると、自信が身に着けたアイテムがヒットして世の中に大きな影響を与えることもあり、モデルに憧れを抱く人も多くいます。

まとめ

今回は、モデルになるための方法やモデルの仕事内容や素質などについてまとめました。
モデルになるためには、

• モデル事務所に所属する
• オーディションを受ける
• スカウトを受ける

といった方法があります。
自分がなりたいモデルに合った事務所や自分に合った方法でモデルを目指しましょう。