展示会でのお客様の呼び込みに欠かせないチラシ。
予算をかけてチラシを作成するのであれば、効率的に集客したいですよね。
展示会で配るチラシですが、実は受け取った方のほとんどが捨ててしまうといわれています。
しかしながら、たとえチラシが捨てられても、貴社製品がお客様の心のどこかに引っかかれば、それは集客成功といえるでしょう。
では、「どうすれば、集客できるチラシが作れるのか?」
この記事では、効率的に集客出来る展示会チラシの作り方を紹介します。
目次
展示会のチラシとは、製品の強みや特徴、連絡先や会社情報などをひとつにまとめた資料を指します。
展示会ではたくさんの出展企業があるため、お客様はどの企業が何を販売していたかはおそらく覚えていないでしょう。
そんな時に活用できるのがチラシです。
企業スタッフやイベントコンパニオンがチラシを持ってお客様に呼びかけます。
興味がないお客様へ言葉のみで説明しても、右から左へ流れて行きますが、チラシがあれば視覚からも情報が入ります。
目と耳から製品情報を受け取ることで、製品に興味を持ってもらえる可能性も増えるでしょう。
お客様とコミュニケーションをとるツールとしても活躍するのが、展示会チラシなのです。
展示会で配布するチラシが重要なことはお分かりいただけたかと思いますが、ただやみくもにチラシを配ればよいわけではありません。
お客様の興味を惹きつけるチラシを配らなければ、せっかくコストをかけてチラシを用意しても意味がないのです。
集客に繋がるチラシには3つの特徴があります。
まずはどんな製品を取り扱っているか分かりやすく記載されているのは絶対条件です。
また、ターゲットが絞られており、製品を購入するとお客様にはどんなメリットがあるのかイメージしやすい事も大切です。
以下、詳しく説明します。
展示会では競合他社も多数出展しており、来場者もたくさんの企業から呼び込まれます。
製品説明を受けると同時にチラシもたくさん受け取るでしょう。
そんななか、一歩抜きん出てお客様の心を掴むためには、チラシを見て一目で製品が理解できるわかりやすい紹介が必要です。
展示会チラシは1枚の紙上に必要な情報を入れ込まなければいけないため、雑然としがちです。
製品をPRするため、たくさんの情報を入れ込みたいのはわかりますが、まずは製品に興味を持ってもらわなければなりません。
情報がありすぎると、核心がブレてしまい一番伝えたいことが伝わりにくくなります。
展示会のチラシでは、端的に「どんな製品か・強みは何か」を伝えます。
たくさんのチラシを受け取るお客様に、あとでこんな製品もあったなと、想像してもらえるチラシ作りを意識しましょう。
展示会で配るチラシのターゲットは明確でなければいけません。
「老若男女全員がターゲットです。」としてしまうと、チラシを配る対象者が多すぎるほか、受け取るほうも自分に適した製品だと思えずスルーしてしまう事も。
以下の文章では、どちらがより興味が湧くでしょうか?
A. 痩せたい方におすすめです。
B. 1か月で5㎏落とし腹筋を作りたい方におすすめです。
Bですよね?
痩せたいと思う方は多くいますが、1か月で5㎏落として、なおかつ腹筋を作りたいと思っている方は絞られます。
腹筋を作ろうと思っている方がチラシを受け取ると、これは自分の為の製品だと思い、購買意欲が増すのです。
この現象を業界用語で「カクテルパーティー効果」といいます。
ざわざわとしたパーティー会場で自分に関する言葉が聞こえると、つい反応してしまう現象です。
「これはあなたのための製品ですよ」と思わせるのが集客に繋がるチラシの特徴です。
「メリットを最大限に受けとりたい」と思うのが顧客心理。
そのため、「製品を購入すると、自分にとってどんなメリットがあるのか」が分かりやすく提示されたチラシは、目が留まりやすいでしょう。
具体的には以下の例が挙げられます。
このように、「チラシを受け取った自分が得するなにか」が記載されていると、反対に損したくないという意識が働きます。
また、製品を購入したあとに感じるメリットを的確に記載するのも大切です。
例えば
など、製品を購入するうえで受け取れる恩恵を分かりやすく記載すると、それで得られた幸せな未来をイメージしやすく購入へ繋がることが増えます。
実際にチラシを作成する際に、おさえておきたい5つのポイントを紹介します。
この5つのポイントをおさえれば、お客様にわかりやすく興味を持ってもらえるチラシが作れるでしょう。
展示会チラシのほとんどに、製品のキャッチコピーが載っています。
キャッチコピーとは、製品に興味を持ってもらうための宣伝文句で煽り文句とも言われます。
有名なキャッチコピーでいうと、「お、ねだん以上。ニトリ」や「インテル入ってる」などが挙げられます。
どちらも耳に残るキャッチフレーズで、インパクトがありますよね。
このようなキャッチフレーズを作ることで企業に親しみを与え、興味を持たせるきっかけになるのです。
キャッチコピーを考えられないという場合には、キャッチコピー作成を請け負うプロもいるので、検討するのも良いでしょう。
前述のように、分かりやすい製品説明は最も大切な要素となります。
まず製品について理解を得られないと、検討段階にも入れません。
その製品を買うと「どのような恩恵があるのか・メリットは一体なにか」を分かりやすく記載するとよいでしょう。
表やグラフを用いて視覚にアクセントをつけ、見やすくするのも効果があります。
製品について興味はあるものの、値段が記載されていないと「きっと高いんだろう。」と思ったり、「値段がわからないのでそもそも検討できない」のが購入者心理です。
チラシには製品価格を記載すると検討材料が増え、より効果的に集客できます。
製品価格が記載されていると、他社製品と比較することもできますし、予算を踏まえたうえで検討に入れます。
同時に、チラシを受け取った方限定の割引特典や期間限定キャンペーンがあると、より購買意欲が高まるので、取り入れたい手法の一つです。
新しい製品が出たとき「これは本当に効果があるのか?」と最初は誰もが思いますよね。
展示会のチラシに、過去の実績や導入企業などを記載すると製品への信頼感を与えます。
購入者の声や口コミも載せておくと製品効果が分かりやすいのでおすすめです。
また近年では、SNS運営をしている企業がほとんどです。
運営しているSNSとアカウント名を記載すれば、例えチラシを捨ててしまったとしても、あとから検索してもらえることもあります。
SNSでは検索ワードを入れ込んだプロフィールを作っておくとよいでしょう。
チラシ作りの肝となるのがチラシのデザイン。
パッと見たときの印象で、捨てられるか読まれるかの二択になるといっても過言ではありません。
いくつかのポイントをおさえれば、見映えのいいチラシを作成することは可能です。
チラシのデザイン決めは、センスを問われる難しい工程ですが、インターネットで検索するとたくさんのチラシ用テンプレートが出てきます。
無料ダウンロードできるテンプレートもたくさんあり、情報を打ち込むだけで簡単にチラシが作成できます。
パソコンを使い慣れている方なら誰でもできるので、ぜひ活用しましょう。
チラシは限られたスペースで作成します。
製品紹介などたくさんの情報量を入れようとすると、どうしてもごちゃごちゃと雑多な印象になりがちです。
両面印刷すると必然的に掲載出来る情報が多くなるので、見やすくすっきりとしたチラシを作成できますよ。
チラシを作る際には、どのような雰囲気のチラシにするのか決めておくと良いでしょう。
受け取る側が、思わず目に留め、読みたくなるチラシが理想です。
さまざまなテイストがあるので、製品に合ったイメージのチラシを作りましょう。
一般的に馴染みのない製品を販売する場合には、製品理解を深められるようQ&A形式で掲載したり、分かりやすく漫画で説明したりするのもおすすめです。
今回は展示会を成功させるためのチラシ作りについて紹介しました。
展示会で配布するチラシを作成する際には、特に以下の点が大切です。
展示会のチラシは、情報過多でごちゃごちゃしたイメージがつきものですが、わかりやすく、メリットをイメージしやすいチラシであれば、お客様の興味を惹きつけることができます。
チラシを受け取った来場者が思わず目を留める、魅力あるチラシを作成しましょう。
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