企業や製品を多くの人にアピールできる「展示会」。
コロナ渦で自社の製品や強みを披露できる機会が少ない中、来場者に周知してもらえる数少ないチャンスです。
魅力的なブースにすることで、たくさんのお客様が自社のことを知り、覚えてもらうことができます。
展示会で多くの人の目を引くために大切なのは、ブースの「デザイン」。
しかし、いざブースのデザインを決めようと思っても、どのようなものにすればよいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、展示会のデザインについて徹底解説!
よりたくさんの人を惹きつけるポイントや、後半には効率的に集客につなげることができるオススメの方法もお伝えしていきます。
この記事を読むことで、展示会のデザインに悩むあなたをきっと解決に導いてくれますよ。
目次
まず、展示会のデザインとはどのようなものであるべきなのでしょうか?
実は、人で賑わうブースや集客できるブースには、いくつかの共通点があります。
これらの共通点をしっかりと抑えることで、魅力的なブースデザインができあがるのです。
結論、集客できるブースデザインは「ぱっと見て伝わる」ことが大切です。
具体的に言えば、来場者が見て3秒で伝わるようにするとよいでしょう。
初歩的なことですが、これが最も効果的に来場者に自社の魅力・製品を伝えるポイントになります。
来場者は限られた時間の中で、いくつもあるブースから自分の興味のあること・知りたいことを見て回らなければなりません。
細かい説明や解説をいちいち読まなければならないブースには、立ち止まってもらえないのです。
まずはぱっと目を引き、「もっと詳しく知りたい」、「あれはなんだ?」と興味を持ってもらうこと。
展示会のブースをデザインするときには、来場者の目線を瞬時に奪うよう意識しましょう。
来場者の目を引くデザイン、と一言で言うのはカンタンですが、実際に決めるのは非常に困難です。
では、デザインを決めるときに重要なのは、どのようなことなのでしょうか?
今回は、以下の8つのポイントをご紹介していきます。
もちろん、デザインの仕方はさまざまあります。
今回紹介するポイントは、ひとつの参考にしてみてくださいね。
まず、最初に重要なのは、「来場者の目線に立ってイメージ」することです。
来場しているお客様が、みんな自社のことを知っているとは限りません。
したがって、来場者の目線では、物理的に実際の展示会ブースを俯瞰することだけでなく、精神側もお客様側の目線で考える必要があります。
その会社のことを全く知らない人が見ても、「ここはこういうことをしている会社なんだな」と、いかに短時間で伝えることができるかが大切です。
初めて見る会社がどのようなところなのか、扱っている製品がどのようなものなのかを、端的に分かりやすく伝えるようにしましょう。
次に「導線をしっかり分析」すること。
導線や間取りから立体的にそのブースをとらえるようにしましょう。
どんなに目を引くブースデザインであっても、導線がしっかりと練られていなかったり、通路からブースが見にくかったりすると客足は遠のいてしまいます。
来場者として展示会の通路を歩いていることを想定して、考えることが大切です。
入り口から自分のブースまでの道のりやパッと来場者の目を引くのはどこなのかを、来場者目線で深く想像し、分析しましょう。
また、導線の検討はブースにおいても、非常に重要です。
せっかく立ち止まってくれた来場者がいても、スムーズに見て回れなければ、すぐに出て行ってしまいます。
先に来た来場者が通路に立っていても、後から来た来場者が通れるスペースを確保できているか。
モノや人がごちゃごちゃしていて、入るのをためらうような間取りになっていないか。
来場者の年齢や性別を意識し、それに合わせた空間にできているか。
導線については、ブース内においても上記のような検討と分析をきちんと重ねることが大切です。
商談席は資料や書類を置いたりなど、展示会でお客様との話を進める際に大切なスペースです。
ただし、ブースの大きさによっては商談席の大きさを工夫する必要があります。
なぜなら、展示会においてとても重要になる商談席ですが、商談以外の時間はデッドスペースになるため。
商談席のテーブルやイスを置くことで陳列や導線が十分に確保できないのであれば、別の方法を考えるのもよいでしょう。
たとえば、ブースのスペースが限られているのであれば、商談席ではなくカウンターやハイテーブルなどで応対するのも◎。
来場者としても、商談席に通されるよりもカウンターやハイテーブルの方が気軽に応じやすいため、お互いにとってメリットになるでしょう。
3つ目は「何を推したいかを明確にすること」。
これは、展示会のデザインを考えるときに重要として先ほど伝えた、パっと見て伝えることに直結します。
どんなに魅力的な製品でも、高い実績を誇る会社でも、それをアピールするために長い説明を書くのはお勧めできません。
来場者がまず知りたいのは「この製品は何に役に立つのか?」「この会社は他と何が違うのか?」ということ。
自社や製品の強みを意識して、推しにするブース全体のデザインやキャッチコピーを考えましょう。
会社の内容や製品についての詳細な情報は、興味を持った後に知りたいものです。
まずは、明確に分かる特徴を印象付けるようにしましょう。
4つ目は「陳列は手の届くところに」です。
当たり前のことを言っているようですが、来場者はこちらが思っている以上に製品に手を伸ばしてはくれません。
もちろん、興味をもって色々と手に取ってくれる来場者もいますが、多くの方はスタッフの接客を避けたいと考えています。
そこで重要なのが、手を伸ばしやすいところにある製品。
もっとも通路に近い、ブースの外側に展示台を設け、できるだけ多くの人に製品を手に取ってもらうようにしましょう。
その際、注意すべきなのは、「売りたいもの」ではなく「来場者が興味を持つもの」を陳列すること。
新商品など自社が売りたいものが、必ずしも来場者が求めているものではありません。
まずは、来場者が「あれは何?」と興味を持ち、ブースに近づいてくれることです。
通路側の陳列は大切なポイントの一つと言えます。
間取りや陳列に気を取られがちですが、照明も非常に大切です。
照明の当て方により、製品の見え方が大きく変わります。
ポイントとしては、照明は必ず来場者の目線から当てるようにしましょう。
展示台の下や奥から照明を当てる方法もあります。
しかし、これでは来場者から見ると逆光になり、製品が暗くなってしまう可能性が。
来場者の目線から照明を当てるようにすることで、しっかりと製品に光が宿り、文字通りスポットライトが当たります。
シンプルなことですが、ブースイメージ=ブランドイメージになるように心がけましょう。
例えば、送り出している製品はシンプルなのに、ブースには華美な飾りつけが施されていると想定してみてください。
製品とブースのイメージがちぐはぐになり、来場者が後から思い出すときには製品とブースが結び付きにくくなります。
ブースの数が少ない展示会や有名な会社などであれば問題ないかもしれません。
ただ、そのような展示会や製品・企業は、非常に稀でしょう。
多くの場合、製品とブースがあやふやになり結局、来場者の意識に残らなくなってしまいます。
ブースとブランドのイメージは、できるだけ近い印象になるよう心がけましょう。
ブースに設置するパネルやパンフレットなど、目につくものは簡潔にメッセージを伝えるようにしましょう。
繰り返しになりますが、来場者は展示会で多くのブースを見て回ります。
パンフレットやパネルでは、自社や製品の良さを熱く伝えたくなりますが、それは要注意。
先に伝えたように、見て3秒で伝わるようにするとよいでしょう。
パッと見てすぐに伝わる内容でなければ、来場者の目に止まらず、パンフレットすら手に取ってもらえません。
内容の良さを伝えるのは二の次、まずは、目に留まることを意識するようにしましょう。
最後のポイントはスタッフの姿勢。できるだけ、「待ち構えずに」待つこと。
先に伝えた通り、来場者はできるだけスタッフに「接客されたくない…」と考えていることが多いです。
あなたが買い物に行ったとき、「話しかけないで…」と考える事もあるのではないでしょうか?
来場者もあなたと同じです。
目を光らせ、話したそうに、売りたそうにうずうずしているスタッフがいるブースには、「冷やかしで入っちゃ悪いかな…」「ちょっと入りづらいな…」という気持ちが先行します。
すると、結果として来場者の足が遠くことに。
スタッフはできるだけ待ち構えず、他の作業をしながら来場者が来るのを待つくらいのスタンスの方が受け入れられやすいでしょう。
ここまで、展示会におけるデザインの仕方やポイントをお伝えしてきました。
ポイントとしては「来場者目線で、パッと印象に残るように」というのが重要です。
しかし、これは何度も展示会をこなして、経験してみないと分からないというのが実際のところ。
そこで、思い切ってプロに一連の作業を依頼するのも一つの手です。
特に、初めて展示会に出展するのであれば右も左もわからず、悩んでしまうことも多いでしょう。
経験をたくさん積んだプロにサポートしてもらえば、二回目三回目へとつなげられる経験や要領を学ぶことができます。
わからないまま初めての展示会をこなすよりも、きっと収穫の多い展示会になるでしょう。
では、展示会のデザインをプロに依頼するメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?
メリットはさまざまありますが、大きなメリットとして次の3つが挙げられます。
まず、プロに依頼することで、自社の社員は展示会にまつわる業務に煩わされることがなくなります。
結果として、本業に注力することが可能に。
通常の業務を行いながら、慣れない展示会の業務をこなすことは非常に骨が折れることです。
自社の社員には本業に専念してもらうことは、会社としても大きなメリットになるでしょう。
展示会に慣れていない自社の社員では、発注先などに迷い、デザインに統一感がなくなってしまうことがあります。
プロであれば、多くの展示会で、さまざまな業種のブースを手掛けているため経験が豊富です。
割り当てられた場所のブースで、最大限目立たせるテクニックやノウハウがしっかり培われています。
自社の要求をしっかり伝えることで、完成度の高い展示会になるでしょう。
意外なようですが、自社ではなくプロにお願いした方がコスパの良い展示会になることが多いです。
というのも、プロに依頼した場合、依頼の費用は掛かりますが、その分内容が充実したものになります。
ブースを作る際の業者にも詳しく、しっかりと検討してくれるので、自社の社員が手探りで行うよりも、ずっと高いクオリティのものが期待できます。
結果として、コスパの良い展示会になるでしょう。
また、1日だけなど、短い期間での依頼も受け付けている会社もあるため、依頼の仕方によってはさらに低コストでお願いすることも可能。
お願いしたい業務だけを任せることもできるため、費用にムダがかかりません。
展示会でより多くの来場者をブースに引き込むために、デザインを工夫することは非常に大切です。
よいデザインのブースは、集客を伸ばすだけでなく、自社や製品のブランドイメージも高めてくれます。
ポイントはいくつかありますが、もっとも大切なのは「来場者の目線」で考えること。
初めて参加するなど、展示会に慣れていない場合は、プロにお願いするのが特にオススメ。
展示会にまつわるあれこれに頭を悩ませることがないため、本業に集中できるだけでなく、効率的な集客が期待できます。
さらに、プロからしっかりとしたアドバイスがもらえるため、経験が浅い会社でも展示会を成功に近づけてくれるでしょう。
ぜひ、今回紹介したポイントを活かして、魅力的なデザインで来場者の印象に残るブースを作り出してくださいね。
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