「展示会に出展したいけれど何から準備すればいいかわからない」
「展示会にかかるコストをできるだけ抑えたい」
「どのようなブース装飾をすればいいのかわからない」
展示会の開催や出展を検討していると、上記のような課題がでてくるのではないでしょうか。「通常業務もある中でとにかく時間がない」という悩みもでてくるかもしれません。
今回は、展示会の開催もしくは展示会への出展時に、必要なこと・ブース装飾の費用相場・おすすめの業者について詳しく紹介します。展示会の開催や出展を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
展示会を開催・出展する前にやるべきことは、以下の3点です。
1つずつ詳しくみていきましょう。
まずは、展示会を開催・出展する目的をはっきりさせる必要があります。「誰に何を伝えたいのか」を明確にすることで、展示会の開催・出展による効果が高まります。
出展目的は以下の4種類に分けられます。
展示会開催・出展の目的を明確にしたら、ターゲットを設定しましょう。展示会においては、来場者にマッチする商品やサービスを提供する必要があるためです。
展示会の効果測定をするには、数字で測定できる目標設定が重要になります。「見込み客を何名獲得する」「〇件受注する」「〇件商談を獲得する」といった、数値で測れる目標を立てましょう。
過去の実績から逆算して、目標数値を算出するのがポイントです。年齢・性別・職種・役職・悩みといったペルソナ設定まで済ませておくと、ターゲットに刺さるデザインやキャッチコピーを決めやすくなります。
展示会にはいくつか種類があります。目的に応じて正しく選択しなければ、思うような結果が出せない可能性があります。コンセプト・想定来場者数・来場者の業種・職種・役職など、自社サービスや商品とマッチするどうかの見極めが重要です。
展示会の種類については、次の章で詳しく解説します。
つづいて、目的に合った展示会を選択するためにも、展示会の種類についてみていきましょう。展示会の種類は大きく分けて以下の3種類です。
1つずつ簡単に解説します。
商談展とは、企業向けに行われる展示会です。来場者の多くは、情報収集を目的としたビジネスマンです。商品やサービスの購入を目的として来場する人が少ない中で、いかに多くの人にブースに立ち寄ってもらうかが勝負になります。インパクトのあるブース装飾で来場者の興味をひき、自社商品・サービスの魅力をいかに端的に伝えられるかが重要になります。
パブリックショーとは、BtoCustomer、つまり一般の消費者向けの展示会です。商談展のように、商談がメインではなく販売が目的になります。例えば、フリーマーケットやコミックマーケットなどがパブリックショーに該当します。多くの来場者は、商品やサービスの購入を目的として会場内を移動するため、まずは自社ブースの装飾で注目を集めるなど、他社と差をつける必要があります。
プライベートショーとは、主に大手企業が単独で行うPR展です。合同展示会とは違って一般公開されず、既存の顧客を対象とする「クローズド」なイベントになります。自社のみで行うイベントであり、新商品・既存商品のPRだけでなく、既存の顧客との関係性を高めるのが目的です。合同展示会のように、ブースのみの対応ではなく、会場全体をコーディネートする必要があるため来場者に満足してもらえるような工夫を凝らしましょう。
展示会の開催や出展に必要なものは以下の通りです。
1つずつ簡単に解説します。
ブースの設計・設営は、自社で行うのも1つの方法ですが、慣れない作業になるとどうしても時間や労力がかかります。その他の業務もある中で、展示会の準備をすすめていくには、専門の施工会社に依頼するのがおすすめです。
展示会に出展する上で、展示する商品と、それを展示する什器は欠かせません。来場者に手に取って見てもらえるのが展示会の最大のメリットであるため、ターゲットに合う商品を選定し、手に取りやすい配置を考えましょう。
来場者を集客するにはチラシやポスターが有効です。他の出展社に差をつけるためには、いかに来場者の足を止め、自社に興味を持ってもらうかが勝負になります。通常使用している商品・サービスのチラシではなく、展示会専用のチラシやポスターを作成する方が効果的です。ターゲットに刺さる言葉を選択し、導入効果やメリットを盛り込みましょう。
また、チラシやポスターとは別に、商品やサービスについてのパンフレットも準備します。情報量豊富なパフレットを用いることで、商品やサービスに興味を持っている来場者にわかりやすく説明ができます。来場者が持ち帰って見返すことができるのもメリットです。
ノベルティは、アンケートに回答してくれた人への粗品として配布するもので、ノベルティをフックに集客することができます。筆記用具や日用品など実用的な物が好まれており、人気のあるノベルティは以下の通りです。
上記を参考に、ロゴ入りのノベルティを準備しましょう。
展示会は、企業の認知度アップを狙うチャンスでもあるため、全員で衣装を揃えて一体感を高めたいものです。企業のカラーに合わせたおそろいのユニフォームを着たり、ファイルや持ち物などの小物を揃えたりして、来訪者に覚えてもらうように意識しましょう。Tシャツやネックストラップなどで統一感を計るのもありです。また、感染症対策が続くご時世なので、企業のロゴ入りマスクを作成するのも良いでしょう。
展示会の自社ブースに足を運び、アンケートに答えてくれた来場者には、展示会後のアプローチが欠かせません。アンケートは、来場者の見込み度合いを明らかにすることと、見込み客へのアプローチのヒントを得ることが目的となります。回答項目が多く、文章記入や答えにくい質問が並んでいるアンケートはNGです。来場者から得た個人情報の管理は、適切に行いましょう。
当日、展示会をスムーズに運営するために、マニュアルを作成しておきましょう。タイムテーブルやスタッフの役割分担など、細かいことを決めておけば、イレギュラーな事象が起きても臨機応変に対応できます。
それでは、展示会の装飾費用についてみていきましょう。ブース設営の相場はどれくらいなのでしょうか。
一般的なブース設営費用は、小間代(出展料)の2~3倍ほどかかると言われています。小間数が増えれば、出展料も上がる仕組みです。3m×6mの小間数で初出展する企業が多く、展示会の小間代(出展料)は30~50万円が相場と言われています。加えて、小間代と同程度の装飾費用がかかり、その他の費用(印刷費、音響・映像機器、コンパニオン派遣)が別途必要になるので知っておきましょう。
小間代(30万円)+ブース装飾費(30万円)+その他の費用(20万円)で計算すると、1回の展示会出展には最低でも80万円ほどは必要になることがわかります。クオリティの高いブース装飾であれば、1ブースで200万円以上かかることもあります。展示会の目的は集客であり、コストを抑えるためにブース装飾を控えめにしたことで、集客ができなければ意味がありません。来場者の目を引くクオリティの高いブースを設営し、他の出展社に差をつけるためにも、ブース装飾にかける費用については自社内でよく検討してみてください。
集客に重要なブース装飾ですが、パネルをレンタルして自社で行う方法と、装飾の専門業者に依頼する方法の2パターンがあります。最近では、展示会当日のブース設営・撤去だけでなく、展示会前後のサポートまでを一括で依頼できる業者もあります。集客に特化したブース装飾は、専門業者に任せるのがおすすめです。自社に合う方法を選択し、展示会出展で成果を出しましょう。
展示会出展を効率よくすすめるには、展示会の装飾業者が提供する、パッケージブースサービスの利用がおすすめです。展示会のブース設営だけでなく、展示会の出展からサポートしてくれるサービスもあります。今回は、展示会のおすすめ装飾業者を5社紹介します。
以下に、おすすめ業者5社のサービス内容・料金目安・特徴を表にまとめたのでご参照ください。
業者名 | サービス内容 | 料金目安 | 特徴 |
展サポ | ・展示会ブース装飾、パネル制作
・展示会の企画、運営支援 ・ノベルティ制作、コンパニオン派遣 |
出展内容・規模等のヒヤリング後、最適なプランの提案あり。 | ・出展前のサポートあり
・展示会のブース装飾のみの依頼可 |
パケテン | ・カーペット
・照明 ・壁面 ・事務局申請 ・社名板 ・設営&撤去 |
・シンプル:110,000円~
・ベーシック:140,000円~ ・グラフィック:185,000円~ |
・24時間オンラインで注文できる
・オフラインでは、3.0×2.7(3.0)×2.7もしくは6.0×2.7(3.0)×2.7以外のサイズにも対応 ・東名阪対応 |
株式会社 展示会ブース装飾 | 【NG】
・代理店からの依頼 ・印刷のみの依頼 ・タブレット、PC、モニターリースの手配 ・コンパニオン、ナレーター、MC等の手配 |
・3m×3m以内(目安:30~40万円)
・6m×3m以内(目安:50~70万円) ・6m×6m以内(目安:80~150万円) ・9m×3m以内(目安:70~120万円) ・9m×6m以上(目安:120~300万円) |
・集客できるブース装飾
・年間部ブース装飾数340以上 ・デザイン提案・見積り無料 ・リピート率85% ・東京、神奈川、千葉、名古屋、大阪対応 |
FUJIYA | ・販促物作成
・コンパニオン、MC手配 ・アンケート集計 ・特設ウェブサイト制作 |
・6m×3m×3.6m(100万円~)
・9m×6m×3.6m(200万円~) |
・企画~装飾~備品レンタルまでワンストップ
・圧倒的なデザイン力 ・予算内提案あり ・全国対応 |
日本アート株式会社 | ・ブース装飾
・動画制作 ・MAツール ・SFAツール ・チラシ、パンフレット、パネル制作 ・ノベルティ ・名刺スキャン ・名入れ袋 |
要相談 | ・「展示会まるごとサービス」として、準備からアフターフォローまで幅広くサポート
・全国対応 |
展示会のおすすめ装飾会社1つ目は「展サポ」です。展示会当日だけでなく、前後の対応までトータルサポートしてくれる装飾会社です。集客・展示会装飾・商談機会増加の3本柱で、結果にこだわる展示会を提案してくれます。展示会出展を検討しているけれど、何から進めたら良いのか悩んでいる方にはピッタリです。
展示会のおすすめ装飾会社2つ目は、小規模パッケージブースサービス「パケテン」です。パケテンでは24時間ネット発注ができます。低価格であり、誰でも手軽に展示会を活用できる仕組みを構築しています。公式ホームページにアクセスすると、チャットが立ち上がり、気軽に相談ができます。ブース設営・撤去のみの依頼ならば、パケテンがお得です。
展示会のおすすめ装飾会社3つ目は、集客力あるブースづくりが強みの「展示会ブース装飾」です。展示会ブース装飾は、85%という圧倒的なリピート率をほこり、ブース装飾における集客効果に期待できる業者となります。ブース装飾に力を入れている業者であり、以下の4つには対応していません。
展示会を運営するために必要な、販促物作成やコンパニオン・MCなどの手配は自社で行うことになります。
展示会のおすすめ装飾会社4つ目は、「FUJIYA」です。FUJIYAは、一級建築士事務所・建設工事業・内装仕上工事業として国から認可されたプロフェッショナル集団であり、展示会に関することならば、どんなことでも相談可能です。小間の大きな展示会に出展する際には、FUJIYAをおすすめします。圧倒的なデザイン力で、ライバルに差をつけられる「売れる」ブース装飾を提案してくれます。予算内での提案もしてくれるため、まずは問い合わせてみましょう。
展示会のおすすめ装飾会社5つ目は、企画提案力の総合広告会社「日本アート株式会社」です。展示会準備からアフターフォローまで、しっかりとサポートしてくれます。「展示会まるごろサービス」では、展示会当日だけでなく、出展前後のフォロー体制が確立されています。ブースの装飾だけでなく、販促物の作成や、出展後のフォロー・商談・成約までを見越したサポートを受けられます。まずは、気軽に相談してみてください。
今回は、展示会の装飾費用やおすすめの装飾業者についてまとめてみました。展示会を開催もしくは展示会に出展する際には、目的や目標を明確にしてから、企画・立案をすすめていきましょう。
展示会のブース装飾は、集客する上でとても重要なため、ブース装飾はプロの業者に依頼するのがおすすめです。対応エリアや予算、依頼したいことなどを検討の上、自社に合う展示会装飾業者を選んでみてください。
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